あなただけの自然を感じる。


紺碧の空に浮かぶ入道雲。燃える秋の夕焼け。黄金色の満月。
灰色の雲から舞い降りる白い粉雪。
さえぎるもののない東尋坊の大空は、
あなたが想像する以上に賑やかで、カラフルだ。
海ぎわの散歩道は、古代につながる緑のトンネル。
風がつくる曲がりくねった
日本屈指の原生林を歩くと、
日常で薄れかけた原始の記憶が呼び覚まされる。
潮の匂いと共に森は終わり、海と崖が眼下に広がる。
商店街を抜けると、そこにはいつも風が吹いている。
夏は爽やかな涼風。冬は目もあけられないほどの強風。
髪をなびかせ、裾をはためかせ、
体と心を揺さぶって、日々の憂鬱まで遠くへ
吹き飛ばしていくかのように。
自然の中には、不思議なエネルギーを持つ場所がある。
1,300万年程前の柱状節理や板状節理が連なる
奇勝 東尋坊もそのひとつだ。
その眺望は波に洗われ、
力強い生命体のように今も進化し続けている。
しぶきを上げる大波が、さざなみとなり、光をまとう。
冬から春、そして夏へ。
ここでは海から季節が変わる。
豊かな海の幸も、季節によって種類はさまざま。
そのときにしか出合えない眺めと旬が、四季を彩る。